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2025年11月11日 09:58
COP30開幕 議長国ブラジル大統領が気候変動問題を否定する論調を批判
COP30開幕 議長国ブラジル大統領が気候変動問題を否定する論調を批判
COP30開幕 議長国ブラジル大統領が気候変動問題を否定する論調を批判

 気候変動対策を議論する国連の会議「COP30」が開幕し、議長国ブラジルのルラ大統領は気候変動問題を否定する論調について厳しく批判しました。

 COP30は10日、ブラジル北部のベレンで実質的な協議が始まりました。

 今回のCOPは、温暖化の国際枠組み「パリ協定」の採択から10年目の節目となります。

 しかし、アメリカのトランプ政権が協定からの離脱を表明するなど、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑える目標達成は難しい状況です。

 議長国ブラジルのルラ大統領は「否定論者に敗北を与える時だ」と述べ、気候変動問題に対する否定的な論調を強く批判しました。

 そのうえで「パリ協定が無ければ、世界は今世紀末までに5℃近く上昇する壊滅的な温暖化に見舞われる運命にある」と警告しました。

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