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2025年12月1日 19:30
町独自の“お米券”先行スタート さっそく利用した町民「助かる」

 物価高騰が続く中、熊本県高森町で「お米券」の配布が始まりました。

 午前8時半から高森町役場で配布が始まり、「お米券」を手にする町民の姿がありました。

町民
「お米作ってないので、買う方なので助かります」
「さっそく食べます。お米にかえて。師走だから」

 高市内閣が進める物価高騰対策で、地方交付金が拡充されることを受けて、町が先行して取り組んだ熊本県内初の事業です。

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草村大成町長
「消費者側と農家側、どちらにとっても納得できるような適正の価格になるまでは、この環境ならアナログチックな使途を限定するお米券は効果があると思っている」

 利用期間は12月1日から来年3月末まで、希望者1人あたり毎月1500円分を紙か電子クーポンで配布します。

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 町内のスーパーでは、さっそく利用する人も。


「うれしいですよね。なかなかお米が高いですからね」
「うちは4人いるから月4枚(6000円分)。助かりますよ」

 一方、コメの高値は続いているため、販売店には悩みも

米殻店
「これで1500円の儲けが出るかと言ったら、うちは出ない…」

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 業務用の米を販売している米穀店では、「お米券」の配布に伴い、一般消費者向けの5キロのコメを用意。仕入れ値が去年と比べ1.8倍に上がったこともあり、本来なら5000円ほどで販売したいということですが―

米穀店
「そうしたら今度は消費者が買い控えになって、1500円引いてもな、という感じになる」

 「生活支援」という目的を打ち出した事業費は2800万円で、高森町は8割の町民の利用を見込んでいます。

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