
“二季化”の影響懸念 川を覆う緑色…外来植物の除去に年間1億円超
2025年11月14日
繁殖力が強く、環境に悪影響を及ぼすと問題となっている外来水草の除去作業が、熊本市の江津湖で行われました。
記者
「江津湖の湖面を覆っている大量の水草を手作業で除去しています」
国が特定外来植物に指定している「ウォーターレタス」などの外来水草は、ここ数年、江津湖や加勢川などで大繁殖し、問題となっています。

熊本市は、年間250日ほど作業を実施していますが、現在も湖面を水草が覆っている様子から、繁殖力の強さがうかがえます。
熊本河川国道事務所
「江津湖だったり、加勢川って水温が高い河川になりますので、死滅したり枯死っていう、腐って死んでしまうような状況にはいたっていないような状況にはなります」
4日の除去作業は、国土交通省などの関係機関から約50人が参加し、6トンほどの水草を除去しました。

2024年度、江津湖での外来植物の処分量は約1700トンで、撤去にかかった費用は約5500万円と過去5年で最高になっているということです。
熊本河川国道事務所
「一般のみなさまのペットとして飼われている生き物などを安易に野生に放つということは差し控えていただけたらなと思っているところです」