
「村のために…」辞職願を提出した球磨村長 出直し選挙は不出馬の意向
2025年12月16日
熊本県の球磨村議会が、不信任決議を受けていた松谷浩一村長の辞職に同意したうえで、その責任を取る形で自主解散しました。

松谷村長
「村民そして職員のみなさんに不安や不信感、そして混乱を与えてしまったことは事実であり、その責任は重大であると考え、辞職という判断をさせていただきました」
「判断能力の乏しさによって村政の停滞を招いている」として村議会から不信任決議を受けた松谷村長。村議会の同意を得て、19日付の辞職が決まりました。
決議のなかで指摘された「職員や管理職との溝」をめぐっては、後悔も口にしました。
松谷村長
「職員一人一人との関係を築くことができなかった。関係性が取れていなかったという認識がなかったのが、大きな問題だと思います」
一方の村議会にも動きが。村議から議会を自主解散する決議案が提出され、可決されました。
不信任決議という手段について、賛否があるとして、村議会も混乱の責任を取る形で解散を決めたとのことです。

高澤村議
「賛否はあると思います。村の方向性として、何が一番大事なのかというのは、今回の反省も踏まえて、村民の方々から審判を受けるということではなかろうか」