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2025年12月26日
環境省は、水俣病被害者に支給している療養手当について、来年度から増額する方針を明らかにしました。
石原環境大臣
「物価上昇に対して、療養手当の月額1400円から1500円での増額をすることを決めて、必要な費用を令和8年度予算に計上して、きょう閣議決定されました」
石原宏高環境大臣は、来年度の当初予算案に物価上昇を踏まえた療養手当の増額分およそ3億5000万円を計上したと発表しました。

療養手当は現在、1995年の政治解決や2009年の特別措置法で救済対象となったおよそ3万人に支給されていて、月額は1万2900円から2万3500円です。来年4月以降、これが1400円から1500円増額される見通しです。
療養手当の増額は、これまで環境省との協議の場で被害者団体が求めていたもので、熊本県も歩調を合わせて要望してきました。

木村知事
「各種手当が見直される中、必ず療養手当を盛り込んでほしいと今年度から強く申し上げ、物価上昇に対応できることが、政府としてできたことは評価している」

環境省の担当者は水俣市を訪れ、被害者団体の「水俣病患者連合」に概要を説明。団体からは歓迎の声が上がりました。
松崎副会長
「何十年間、30年ばかりになりますけど、思っていたのが実現できたと、うれしく思っています。ありがとうございました」