
解体中の熊本城の石垣が崩れる 復旧作業を中断し対策を検討
2025年12月8日
熊本城宇土櫓の続櫓下の石垣で、崩落防止のための工事が始まりました。
熊本城の宇土櫓続櫓では12月4日、石垣を解体中に一部が崩落し作業が中断していました。
26日は、崩落の拡大を防ぐ工事に取りかかり、熊本市は崩落の原因についても明らかにしました。

熊本市によると、石などを吊り上げるクレーンのフックが斜面に当たり、小規模な崩落が発生。その真上に置いていた土嚢が落ち、振動でさらに大きな崩落につながり、全体でおよそ60平方メートルが崩れたということです。
柴田理美アナウンサー
「崩落の原因となった土嚢、もともと斜面の中ほどにある1つ残った土嚢横に並んでいたんですが、そこから5mほど下に落ちてしまっています」

また、石垣の角度が急な状態のまま解体を進めていたことも、崩落の原因のひとつと考えられています。
熊本城総合事務所
「今回のことを教訓にして、今後、この角度ではなく、もう少し緩やかな角度で指示をしていきたいと考えています」

解体予定の石垣は、残り53個。解体工事は2月27日まででしたが、来年度末に作業を後ろ倒し、その後、積みなおしを始めるとしています。2032年度復旧完了としている全体の工期には影響は出ない見通しだとしています。
なお、熊本城全体の復旧は2052年度完了を目指しています。