
「内密出産」の課題などを検討 松野元官房長官らが熊本の慈恵病院を視察
2026年4月6日
6日朝、熊本市西区にある慈恵病院に視察に訪れたのは、自民党の内密出産に関するプロジェクトチームです。松野博一元官房長官が座長を務め、内密出産の課題などを整理します。
内密出産は、女性が病院以外には身元を明かさず出産できる仕組みで、孤立出産の防止を目的としています。
松野座長らは、病院の職員に案内され、内密出産の女性が滞在する保護室などを見学しました。
病院では、これまでに69例の内密出産が実施されています。ただ、国内には根拠となる法律は存在せず、子どもの出自を知る権利の保障などが課題となっています。
松野座長らは、約1時間にわたり、蓮田健院長と非公開で意見交換をしました。

慈恵病院・蓮田健院長
「これまで、自民党の中であまり認識されていなかった内密出産であり、赤ちゃんポスト。今回、公式にお越しいただいたことは、これから何らかの動きがあるかもしれないので、期待したい」
その後、松野座長らは熊本市役所に移動し、こうのとりのゆりかごに預け入れられた当事者、宮津航一さんと面会。「真実告知」の重要性や、預け入れられた子どもたちが置かれている環境などについて、話を聞きました。
宮津航一さん
「これまで、預けられた子供たちの声というのは、なかなか耳にされたことがなかったと思うので、まずはそういう機会を作ってくださって、聞いていただいたということは、本当に大きな一歩なんじゃないかなと思います」

松野博一座長
「法的に整理をしていくのは難しい作業。色々と勉強をさせていただきながら、まず論点をPTの方で整理をしていきたい」
プロジェクトチームは、今後、海外の事例も参考にしながら、有識者を交えて論点を整理し、4月下旬以降にとりまとめるとしています。