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2026年4月17日 19:12
熊本地震でリスク高まった状態は今も…日奈久断層南側の区間「ひずみ再分配」

 熊本地震で地震の発生リスクが高まった状態にある断層があります。

 今年3月、益城町の平田地区で開かれた「滝桜春まつり」。見事に咲いた「滝桜」は16年前に福島県三春町から譲り受けましたが、熊本地震で根元から裂けてしまいました。

 それでも、毎年、力強く花を開き、地区を元気づけてきました。その会場で…

 「真ん中の基礎が地震で割れました」

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 熊本地震で震度7の揺れに襲われ、傾いた消防小屋。その下を走る布田川断層がずれ動き、大きな揺れに見舞われました。

 地震の記憶を後世に繋ぐ「平田震災遺構保存会」は、まつりなどで断層の状況も案内しています。

 熊本地震の震源となったのは、阿蘇の西側から伸びるこの「布田川断層帯」と八代海に至る「日奈久断層帯」で、熊本地震の発生により高まった断層のリスクが警戒されています。

産業技術総合研究所
「熊本地震が起こったことによって、周辺の地盤にひずみが再配分されて、その結果、ちょうど日奈久断層が位置しているところは地震を起こしやすい状態になっていると言われていて、その状況は現在も変わっていない」

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 熊本地震でずれ動かなかった日奈久断層の日奈久区間と八代海区間でリスクが高まっています。30年以内の地震発生確率は最大16%。全国の主要な活断層の中でも、発生確率が高いグループに入れられています。

産業技術総合研究所
「熊本地震と同じようなマグニチュード7クラスの地震を起こす可能性が指摘されている」

 専門家は地震10年のこの機会に地震への備えの確認を呼びかけています

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