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2026年6月3日 18:19
フリージャーナリスト名乗り…逮捕された男がスパイ活動か 写真は自民党市議団に 八代市の庁舎建設めぐる事件

 熊本県八代市の庁舎建設をめぐる汚職事件で、情報を探るためスパイが送り込まれていた疑惑が浮上しています。

 汚職事件をめぐっては、5月28日、賄賂をマネーロンダリングした疑いで八代市議の成松由紀夫容疑者ら6人が逮捕されています。

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 そのうちのひとり、住所・職業不詳の伊藤卓也容疑者が「スパイ」活動をしていた疑いが浮上しています。

 4月に開かれた八代市議会百条委員会。談合疑惑の全容解明のために行われた証人喚問で、当時、成松容疑者が所属していた自民党八代市議団の橋本貴喜議員が、ある写真を示し、証人である職員に詰め寄りました。

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橋本議員
「証言にあたり、事前の打ち合わせはあったのか?」

証人(職員)
「事前の打ち合わせ等々は一切ございません」

橋本議員
「委員長とも会っていませんか?」

証人(職員)
「委員長とお会いしていません」

橋本議員
「私の手元に、こちらの写真がありますが、これは、あなたですよね、間違いないですか?」

 百条委の委員長と証人が事前に密会し、シナリオを描いたと主張していた自民党八代市議団。写真は、その根拠として示されました。

 この写真について「あの時の写真だなということは、はっきり分かりました」と語る中山委員長。今年3月、フリージャーナリストの“櫻井要”と名乗る人物から、談合疑惑について取材したいと持ちかけられ、八代市内のホテルに向かったところ、証人である職員も櫻井氏から同じ場所に呼ばれていたということです。

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 鉢合わせさせられる環境が作られたのでは?との問いに対して、中山委員長は「そうですね、会議室もあらかじめ取ってありましたし、おそらく小さい、分からないようなカメラで撮られて、動画を切り取られたんだろうなと想像します」としました。

 捜査関係者によると、この“櫻井要”を名乗る人物こそが、逮捕された伊藤卓也容疑者で、成松容疑者の依頼を受け、情報を探る狙いがあったと見られています。

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 中山委員長は「サクライがスパイだったんだ、ということだけですね。成松議員だったのか、自民党八代市議団が雇ったのか分からないですけど、最終的には、自民党市議団に情報や写真が渡っていたのは事実」と語りました。

 これに対して、自民党八代市議団の橋本議員は「弁護士さんからいただいて提示させていただきました。その入手経路については、弁護士さんしか知らないと思うんですけど…」と話し、「合法的に入手したものと聞いている。詳しい入手経路は知らない」としました。

 なお、自民党市議団は、この写真を証拠の一つとして、証人を偽証罪で刑事告発していますが、現時点で取り下げる予定はないとしています。

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