
熊本市の私立熊本マリスト学園中学校で起きた「いじめ」を認定した第三者委員会の報告書について、被害者側は事実認定が不十分だと訴えています。

学校が設置した第三者委員会は、SNSグループに悪口を書き込まれていたことなど男子生徒に対する複数の生徒による8件の行為を「いじめ」と認定しました。
一方で、いじめを受けた男子生徒の保護者は、周りの生徒への聞き取りなどがされておらず、「調査が十分ではない」などとして、学校側に不信感を持ってます。
「いじめられた生徒を守っていくような学校になってほしいという思いで、ずっと、教頭先生、校長先生にお願いしてきた」
「第三者を交えて、ちゃんと話し合いましょう、という提案させていただいているにも関わらず、学校としては話し合いを一切拒否してそういった状態で」
2年前、男子生徒がいじめを受けたとして、保護者が学校に改善や第三者委員会の設置を求めた際のやりとりが残されています。

(音声データ)
「第三者委員会を立ち上げるってなってますけど、立ち上げたら私の経験上、学校におられんごなりますよ」
いじめを訴えている保護者に対し、一部の教員から、「第三者委員会を設置すれば、男子生徒が学校にいられなくなる」という発言がありましった。また、学校側は保護者に対し、過度の要求であるなどと警告し、学校への立ち入りや要望書の提出などを制限したということです。
保護者は、この対応によって学校への信頼を失い、男子生徒は転校を余儀なくされたと訴えています。

報告書では、学校の対応について「保護者の意図や気持ちを汲み取ろうとする気配がなかった」などと、対応が不適切だったと指摘しています。
学校側は「再発防止に向けて誠実に取り組んでいきたい」とコメントしていますが、保護者らは再調査を求めることを検討しています。













