
熊本地震の影響で、観光業は大きな打撃を受けています。
水俣市湯の児温泉の「湯の児・海と夕やけ」。オーシャンビューの客室を備えたホテルで、一年で最もにぎわうシーズンですが―

(笹川陽平社長)
「本日時点で地震発生後、約2000名の方、金額にして約4500万円のキャンセルが出てしまった」
発災直後からキャンセルが相次ぎ、観光客は、ほぼいないという厳しい状況です。背景の一つには、交通インフラが復旧していないという問題があります。
(記者)
「発災から3週間がたちましたが、八代JCTから八代南ICまでは通行ができない状況となっています。

地震で被災した南九州自動車道の「妙見第一橋」。地震により橋げたがずれ、約1.5メートルの段差ができたため、八代JCTから八代南ICで、現在も通行止めが続いています。
また、九州新幹線は熊本駅から新水俣駅間で、肥薩おれんじ鉄道は八代駅から水俣駅間で運転を見合わせています。水俣市へのアクセスが制限され、観光客の行き来が難しい状況となっています。
(笹川社長)
「被災直後、三重苦の状況になってしまいまして、まず交通インフラの寸断、エレベーターの故障、仕入れが不安定化してしまいましたので、営業を継続するのが厳しくなってしまいました」
先週エレベーターは復旧し、食材の仕入れも見通しが立ったため、9月1日から通常営業を再開しますが、予約はほとんど入らないといいます。
一方で、地震の被害を受けながらも、避難者の受け入れに力を入れ、のべ250人ほどを受け入れてきました。
(笹川社長)
「宿泊施設、旅館ホテルは、地域のインフラだと思っているので、しっかり被災の方に寄り添っていきたいと思っていたので、最初から避難者の受け入れというのはやりました」

水俣市が独自キャンペーン
大きな打撃を受けている水俣市の観光。落ち込んだ観光需要を促すため、水俣市は独自の支援策を打ち出しています。最大1万円の宿泊補助と買い物チケットをセットにしたキャンペーンが9月19日から始まります。
(笹川社長)
「宿泊施設はクリーニングであったり、地元の方からお魚とかお肉の仕入れをしたり、地域の活動を活性化させるようなインフラのようなものも保っているので、水俣に泊まりに来ていただいて、たくさん地域の活力を生むようなご支援を皆さんにしていただけたら」













