今年のお盆は・・・舩津真弓

舩津真弓 閲覧ポイント:824Pts

気づけば8月、お盆を迎えますね。

今年は、新型コロナ、そして豪雨災害があって、いつもとは違うお盆になりそうです。

お盆を前に、八代市坂本町にあるお墓に掃除に行きました。

球磨川にかかっていた赤色の坂本橋は落ちたままですが、応急復旧の鉄筋でしょうか、少し離れた集落からも見えました。

ご先祖さまも、さぞ驚いていることだと思います。

父の生家の近所の方は、1カ月がたって、水に浸かった家をどうするか、悩まれていました。

集落のなかでは、すで離れると決めた人もいるといいます。

私の家のように、坂本に家があっても、仕事や利便性から平野部に移ったケースは非常に多く、みなさんの悩まれる理由が、今回の被災だけではないこともよくわかります。だからこそ、何も言えませんでした。

1カ月がたちましたが、坂本町は、道路も寸断されていましたので、ようやく復旧作業が本格化してきた段階です。

たいてい、休みの日は、坂本の復旧作業の手伝いに行っていますが、驚いたのは、先週末、リバーガイドをやっている知人のお宅に行ったときのこと。球磨川のそばにあるお宅は、2階の天井まで水に浸かり、ご家族はヘリコプターで救出されました。1カ月以上たつのに、2階の床下には泥と水がたまったまま。家主は、自分の家よりも、地区のみなさんの復旧のために、笑顔で奔走していました。

道路事情が悪くて、なかなかボランティアの受け入れもままならない現状がありますが、この夏、動ける方は、手伝いにいらっしゃいませんか。まだまだ、人手が必要です。できれば、今の球磨川も見てもらえたらと思います。茶色に濁ったままだった川の色がずいぶん戻ってきました。

最後に、坂本町木々子地区に伝わる「七夕綱」。

被災したままの坂本駅のホームで見つけました。

お盆に先祖の霊が帰ってくる目印になるように、そして、疫病などが入らないよう願う意味もあるそうです。

少しずつ、静かな村の姿が取り戻せたらと思います。