豪雨からまもなく2カ月になりますね。
先日、小国町の杖立温泉を取材しました。
杖立温泉では、道路が土砂で埋まり一時孤立状態になるなど、甚大な被害が出ましたが、現在、土砂崩れは解消し、被災前に少しずつ戻ってきているように感じました。観光客も増えてきているそうです。
ただ、いまも休業を余儀なくされている温泉宿があります。
今回、米屋別荘の河津さんにお話を伺いました。
温泉に溜まってしまった泥をかき出すのは、重機を入れることができないため、全て手作業。
露天風呂1つの泥出し作業では、30人でバケツリレーをし、3日かかったそうです。
河津さんの「改めて、人のつながりの大切さを感じた。
恩返しのために、少しでも早く再開できるよう頑張りたい」
という力強い言葉に、こちらが励まされました。
米屋別荘は、秋ごろまでには営業を再開できるよう、復旧作業を進めています。
再開が待ち遠しいです。
今回取材した杖立温泉のいま、そして復興へと歩む姿は、あす午前9時55分~の「アサデス。九州山口」で放送します。
復旧の歩み、そして再開した温泉宿の絶品料理もご紹介します。
今回の豪雨では、失われたものもたくさんありますが、杖立温泉の魅力を再確認できた機会にもなりました。