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2025年11月13日 19:25
「違法性ないが保管方法は改善を…」山中の土のう袋は輸出向け“製品” 熊本県が見解

 熊本県芦北町の山中に保管された土のう袋から発生する悪臭などをめぐる問題で、熊本県は違法性はないという見解を示した一方で、適切な管理を求めていくとしました。

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「廃棄物処理法上の違法性には該当しないという判断でございますけども、今回の保管行為が適切であるかというと、決してそうは見ておりません」

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 この問題は水俣市の廃棄物処理業者「吉永商会」が保管していた土のう袋から発生する悪臭や汚水をめぐるもので、県は13日に会見を開き、現地での調査などから土のう袋の中身が下水汚泥などを回収し発酵させた「たい肥」で、海外に輸出するため保管されていた「製品」だと説明。廃棄物には該当せず「法的な問題はない」と発表しました。

 また、周辺の水質検査で異常はなかったものの「保管方法などについて改善が必要である」としています。

 なお、水俣市の市民団体は、廃棄物処理法違反にあたるとして、県警に刑事告発しています。

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