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2025年11月27日 19:40
内密出産の法整備などで熊本市と連携へ 大阪・泉佐野市の視察団

 いわゆる赤ちゃんポストの設置や内密出産の受け入れ開始を目指す大阪府泉佐野市が熊本市を訪問し、課題などをヒアリングしました。

 泉佐野市は26日「こうのとりのゆりかご」を運用する慈恵病院を視察していて、27日は熊本市を訪問し「ゆりかご」開設の際の国や県との協議や運用上の課題などを聞きました。

 泉佐野市は「赤ちゃんポスト」の設置と病院以外には身元を明かさず出産する「内密出産」の受け入れに向け、市内の医療機関と連携し、来年度にも体制を整える方針で、行政主導での導入は国内初のケースとなります。

泉佐野市こども部長
「民間の病院がやるということで検討されたことと、私ども行政主導でやるということの検討は、違うところで検討していかなければと」

 また、熊本市が国に求めている内密出産に関する法整備について、連携したいとしました。

 泉佐野市の取り組みについては、熊本市側も連携をしていきたいとしているほか、27日に大阪府の吉村洋文知事が会見で「大阪府の協力は必須だ」と話し、バックアップする方針を示しています。

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