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2025年12月27日 11:40
「オリンピックに出場したい」陸上で世界目指す!天草の中学3年生

陸上400mと100mハードル、2つの熊本県中学記録をもつ中学生が天草市にいます。倉岳中学校3年の笠松悠花さん。グラウンドには、滑らかにハードルを飛び越え、颯爽と駆け抜ける笠松さんの姿がありました。

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 「走るのは楽しいし、自己ベストを更新した時とか、そこを超えられた時が一番うれしいです」

 そう笑顔で語る笠松さんは、7月に開催された熊本県中学総体で100mハードルに出場。

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 決勝では後続に大きく差をつける走りを見せ、1380という熊本県中学記録で優勝を飾りました。

 8月には沖縄で開催された全国大会でも実力を遺憾なく発揮し、上位に食らいつく粘りの走りで3位に入賞。表彰台に上がりました。

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 「目標は3位入賞だったので、結果としては良かったかなと。スタートが遅れちゃって、後半ちょっと追い上げられたんですけど、2位までは届かなかったので、悔しかった」

 目標を達成しながらも、さらなる高みを目指す姿勢こそが、彼女の強み。持ち味はスタート時の瞬発力と速度を維持する持久力にあります。

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 「かなりスピードもついてきてる中で、ピッチが最後まで落ちないというところは強みかなと思ってます」とクラブチームの代表でもある父・勇介さんは評価します。

 笠松さんの活躍は、100mハードルだけではありません。

「幅跳び、三段跳び、短距離、ハードルと、たまに中長距離400mとか」

 そう話す通り、彼女は様々な種目に取り組んでいます。「たまに走る」という400mでは、記録会で5624のタイムを記録し、熊本県中学記録を更新し、県記録を二つも同時に保持するという快挙を成し遂げました。

 抜群の身体能力の裏には、家族の存在があります。笠松さんは5人きょうだいで、両親も含めて全員が陸上経験者という、まさに「陸上一家」。小学校から陸上を始めた彼女は、全国大会に出場する兄と姉の姿を追いかけ、支えられてきました。

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 「全国大会にどう臨んでいくかとか、モチベーションが上がったり、声かけしてもらったり」と笠松さん。きょうだいで切磋琢磨し、成長を続ける笠松さん。高校では100mハードルに力を入れたいと話します。

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 「日本のトップでも戦えて、世界にも出ていけるような選手になりたい。オリンピックに出場したいなと思います」

 天草から世界へ。いくつものハードルを飛び越え、大きな目標に向かって駆け抜けます。

(「くまもとキラリ星」11月21日放送)

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