
デフリンピック陸上金メダリスト 冨永幸佑選手「苦しさ乗り越えた」
2025年11月27日
聴覚に障がいがある選手らが出場するデフリンピックで金メダルを獲得した熊本学園大学4年の冨永幸佑選手。28日、大学に凱旋し、優勝を報告しました。
冨永幸佑選手
「中学の陸上に入る前にデフリンピックに憧れ、メダルを取りたい気持ちがありました。いろいろありましたが、負けずに頑張って努力を続けた結果、メダルを取ることができました」
林裕学長
「一番良い色のメダルを持って帰ってきてくれました。何より本人の努力のたまものだと思いますし、大学としてもこの上ない誇りです」
冨永選手が出場したのは陸上男子4×100メートルリレー。決勝は第2走者でバトンを受け取ると、直線で力強い走りを見せ第3走者につなぎます。アメリカと競りあいますが最後は突き放し、日本が41秒22で優勝。冨永選手は悲願の金メダルを獲得しました。

卒業後は仕事と競技の両立を目指す冨永選手。4年後のデフリンピックでの活躍も誓いました。
冨永選手
「4年後も競技を続けて、日本記録・世界記録の更新を目指したいと思います。金メダルを取れるように頑張りたい」