
28日夕方に発生した2026年熊本地震で、保育園も大きな被害を受けています。
甲佐町にある乙女保育園。地震発生時には、0歳から6歳の園児約50人がいましたが、全員無事でした。しかし、施設内の損傷が激しく、再開のめどは立っていません。

(園長)
「前回の熊本地震を知らない園児なので、途中泣いて『お父さん』『お母さん』という子どももいましたけど、保育士がしっかりと見て落ち着かせて、引き渡しができたのが幸いです」
すべての園児を保護者に引き渡し、園内を見回ってみたところ、建物や庭などの被害を確認したといいます。
園庭に約10メートルにわたって亀裂が入り、室内にも地震の大きな爪痕が残っていました。
(園長)
「ここのドアが外れた。そこにも」
「上から落ちたプレートをどかしはしましたけど、きのうのままで…。エアコンのダクトが入っていまして、前回の地震の時もそうだったけど、大きな機械が入っているので、横揺れで揺さぶられて、壁が耐え切れなくなって、壁が落ちて、外のガラスも割れて」

床には、割れたガラスの破片や棚から落ちた絵本などが散乱しています。
(職員)
「前回の地震の時は、その冷蔵庫もちょっとずれたくらいだった。この食器保管庫も倒れてはいなかった」

地震の被害は調理室でも。
「今回ひどいです」
器具や食材などが床に落ち、足の踏み場もない調理室。
3台あった冷蔵庫の中には、届いたばかりの肉や野菜などが入っていましたが、冷蔵庫が地震によって故障してしまったため、食材は廃棄せざるを得ないといいます。差し入れてもらったアイスも溶けてしまいました。
(職員)
「(片づけは)何日もかかると思います」
「どうなんでしょう…あと2人くらい来てもらうので。早く片付けないと。どうなんだろう…先が見えないです」
甲佐町では、震度5弱以上の地震が発生した場合、原則、休園措置をとることになっています。
現在、町内5つの保育施設のうち、3園が天井の一部が落下するなど被害を受けていますが、被害の大きかった乙女保育園以外は、30日から再開の予定です。
(園長)
「いつまで休園をせざるを得ないか分からないので、役場の方や保育士と連絡を取り合いながら、まずは片付けから進めていって、子どもたちを、また安心で安全に預かれる環境を整えなければと思っています」













