
10年前の熊本地震では、死者の8割を占めた災害関連死。この関連死を防ぐため、48時間以内に避難所にトイレ・キッチン・ベッドを整える「TKB48」という取り組みがありますが、10年経った今回も実施できず、課題となっています。
今回の地震を受けて、熊本県八代市の避難所に駆けつけ、現状を確認したのは、シェルターワンの児島功さん。

「トイレは汲み取り式なので不衛生ですし、臭いもひどい。床に雑魚寝の状態で、衛生環境も悪いというところで、非常に心が痛みました」
今年、熊本市と避難所運用訓練「TKB48」訓練を開きました。

「TKB48」は災害関連死を防ぐために、清潔なトイレ、あたたかい食事を作れるキッチン、段ボールベッドを発災後48時間以内に避難所に整備する支援です。
しかし、自治体からの要請がなければ、実施できません。
「非常にもどかしく感じています。協力業者のネットワークや災害支援者のネットワークを使って、やれることをやろうと考えています」
避難所環境に詳しい新潟大学の榛沢和彦特任教授は「本当はプッシュ型支援をするならば、セットにして送るべき」と指摘します。

「とりあえず、バラバラに支援が来てしまうかもしれませんけれど、早めにプッシュ型で送ってもらった政府からの物資をうまく利用して、早めに避難所整備をすることが重要」
発災から4日。災害関連死につながるエコノミークラス症候群を防ぐ山場を迎え、懸念が高まっています。

榛沢特任教授
「とにかく今は、段ボールベッドや簡易ベッドを入れることが大事だと皆さん理解していただいて、少し上に上がると、涼しくなりますので、そういったことも考えて、早めにベッドを入れてもらうことが先かと思います」
エコノミークラス症候群を防ぐには
トイレ・キッチン・ベッドがなかなか整わない状態で、どのようにしてエコノミークラス症候群を防ぐか。有効なのは、脚を動かすことです。
例えば、座った状態でつま先を上げ下げする。ふくらはぎを揉んでマッサージする。また、つま先立ちをすることも有効です。2~3時間おきに体を動かすことを意識してください。













