
38人が犠牲となった熊本地震から1カ月 発生時刻に各地で祈り
2026年8月28日
7月28日に発生したマグニチュード7.1の地震で、震度7を観測した宇城市豊野町と氷川町。豊野町では、瞬間的な揺れの勢いが10年前の熊本地震を上回りました。
(記者)
「宇城市豊野町に来ています。道路はのり面が崩れ、道路が割れています。通行できなくなってしまったのでしょうか、車が1台停まっています」
震度7を観測した宇城市豊野町。建物は大きく傾き、住宅の庭や道路には亀裂が入るなど甚大な被害を受けました。
(住民)
「1回目の熊本地震の時は、ここを離れようとは思わなかったんですよ。半壊で済んだから。でも、さすがに、今回は、この地割れと家を見たら住みたくないですよね、怖いもん」
震度やマグニチュードのほかに、揺れの大きさを示す単位「ガル」。瞬間的な揺れの勢いを表します。

気象庁によりますと、今回の地震で、豊野町で観測されたのは2437ガル、10年前の熊本地震の際、最大値を観測した大津町の1791ガルを上回る数字で、豊野町の揺れが激しかったことを示しています。
豊野町にある自宅の隣でメダカの養殖販売を行う男性は、当時の揺れを次のように語ります。

(住民)
「しゃがんでも転げるぐらいですよね。だから、ここにつかまって、この状態で揺さぶられて、すべてのたらいが全部、落ちてしまいました」
メダカが泳いでいた水槽は倒れ、店にいた従業員や客は、3メートルほど吹き飛ばされたと言います。
(住民)
「震度7と(10年前の)6強では、全然、レベルが違うんだなと、改めて感じた」
水道管が割れるなどして、水が使えない状態が続いています。地震発生から1カ月が経ちますが、再建の見通しはまだ立っていません。