
解体作業中の煙突が焼損…日本製紙八代工場の火災は未明に鎮火 作業員10人けがなし
2026年9月4日
日本製紙八代工場で3日に発生した火災は、4日未明に鎮火しました。出火当時は、被災した煙突の周りにある鉄枠を切断するため、ガスを使った作業を行っていたということです。
3日午後6時前、地震で被災し損傷した3本のうちの1本で、解体作業中だった強化プラスチック製の煙突から出火。約6時間半後に消し止められました。
日本製紙によると、火災が発生したのは、地震で先端部分が損傷した110メートルの煙突で、先端部分の撤去が終わり、地上から66メートル付近で、まわりの鉄枠をガスを使って切断する「ガス溶断」の作業をしていたということです。
当時、10人が作業をしていましたが、けがをした人はいませんでした。

(記者)
「火事の発生から一夜明けた現場です。出火したとされる煙突は、燃え尽きてしまったのか、現在その姿を確認することはできません」
まとまった雨が降った4日。警察と消防による原因調査が予定されていましたが、悪天候のため、7日に延期されました。
出火当時、状況を見守った近くの住民は次のように話します。

(住民)
「(煙突の)上部のところから燃えていたのが、ちょうど私が見ていた時に、ドーンと下に落ちた。下の方に落ちたのは、かなり衝撃があった。びっくりしました」
工場周辺には黒い燃えかすのようなものが落ちていました。

日本製紙は4日朝に周辺住民に配った文書で「FRPの黒色の燃えかすが飛散した。直接触ったり口に入れたりしないようにしてください」と注意喚起をし、朝から燃えかすを回収したということです。
町のシンボルがまたも傷つく事態。復旧作業への影響も懸念されます。
(住民)
「はっきり言って、本当に悲しいです。ランドマークになっていた場所がですね。八代には頑張って、昔の姿を取り戻してほしいです」