
熊本地震の被災地では、避難生活が続く高齢者向けに、食事を提供しようという活動が始まっています。
(住民)
「おいしそう。うれしか」「最高だと思います。酢の物もあるし、野菜もね」「こんなの初めて。避難してて、こんなごちそうを食べていいかな」

61人が避難している八代市の鏡コミュニティセンターで、高齢者向けの食事の提供が始まりました。
(KSS・田中さん)
「親しみ馴染んだものを食べたい、ほうれん草のおひたしや和え物などを食べたいという声があったので」
8月末で撤退したボランティア団体に代わり、食事の支援をはじめたのは、地元出身の男性が代表を務める「熊本支援団体KSS」です。

(KSS・田中さん)
「お年寄りの声を聞いた時に(食事が)なかなか喉を通っていかないという声があったので、ボランティアの中でお年寄りが満足できるような食べ物を提供できないかなと思って」
地元の飲食店やボランティアなどと協力して、9月から毎日、避難所生活を送る人たちに向け、夕食を提供しています。
週に2日、夕方の食事を担当するのは、仕出し料理店も営む野村鮮魚店。飲食店経営のノウハウを生かし、一度に100食の食事を無償で提供します。
(野村鮮魚店・野村さん)
「(各地から)ボランティアで無償で来られている方がいるので、地元にいる私たちも率先して何かできることはないかと考えたら、私たちは「食」しかないので、地元に根付いた店ですので、恩返しができたらと思います」
メニューは可能な限り、避難所の高齢者のリクエストに応えていく予定です。

(KSS・真田さん)
「みんな(食事を)もらって、表情が明るくなって、こんな温かいものを食べるのが久しぶりだから本当にうれしいと。渡しているときに涙を流される高齢者もいて、この活動をして本当によかったなと思いました」
食事の提供は、資金や寄付が続く限り、年末まで続けていきたいとしています。













