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2025年11月11日 19:10
「殺すつもり全くなかった」元同僚の女性を殺害した罪 起訴内容を否認

 元同僚の女性の首を絞めて、殺害した罪に問われている男の初公判があり、男は殺すつもりはなかったと起訴内容を否認しました。

 去年7月、熊本市北区植木町の資材置き場で、車の中から山鹿市の女性(当時58歳)の遺体が見つかりました。起訴状などによると山鹿市の小売業、園村圭司被告(52)は、遺体発見の前日、女性の自宅に宅配業者を装って玄関から侵入し、首を絞めて殺害した罪に問われています。

 11日の初公判で園村被告は「殺すつもりは全くありませんでした」と起訴内容を否認しました。

 一方、検察側は冒頭陳述で「女性に好意を寄せ、事前に行動を監視していた。事情を知らない探偵に交際相手にプレゼントを渡したいなどとうその依頼をし、宅配業者を装ってインターフォンを鳴らしてもらった後、家の中へ侵入し抵抗しなくなるまで首を絞め続けた」と指摘しました。

 弁護側は首を絞めたことは認めたうえで「話をするため気絶させて連れ出そうとした」とし、殺意はなかったと主張しました。

 12日は検察側の証人尋問を行う予定です。

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