
「火口での事故は初めて」阿蘇ヘリ墜落事故で調査官が現地入り
2026年1月22日
熊本県阿蘇市の観光施設を離陸したヘリが行方不明となり、火口で大破した機体が見つかってから2日。阿蘇火山防災会議協議会の会長を務める松嶋和子阿蘇市長が現場を訪れました。

松嶋和子市長
「観光で来られている方には申し訳ないですけど、救助最優先ということで、救出・救助できるまでは閉鎖と考えています」
松嶋市長は、救出作業が完了するまでは火口見学エリアを閉鎖する考えを示しました。

台湾から訪れ、ヘリに搭乗したとみられる女性(36)と男性(41)、男性パイロット(64)の安否はまだ確認されていません。
内原健文アナウンサー
「ヘリ墜落事故から2日たちました。私たちは火口近くにいくことはできませんが、消防によると、きのうよりも風が強く、気温が低くなっていて、足場が悪くなっているということです」
22日は、熊本県警のヘリや消防のドローンを使い捜索活動を実施し、墜落したヘリの位置が確定したということです。
消防によると、機体の位置は、火口の縁から約50メートル。通常の救助で使うロープを垂らす支点がないため、ロープを活用するか、航空機、ヘリを活用するか、方法についてシミュレーションを実施して検討するということです。
国交省は今回の事故を航空事故と認定していて、事故調査官2人を派遣。22日に調査を開始しました。

事故調査官
「このように火口での事故というのは私としては初めてと理解している。従って、調査については、非常に難航することは予測できます」
22日は、ヘリを運航する「匠航空」の職員へのヒアリングを実施したほか、警察・消防と一緒に火口のふちに行き、機体を確認しようとしたが、目視で確認することはできなかったとしています。今後も調査が進められます。