
熊本県大津町で、11月9日に『からいもフェスティバル』が開催されます。「掘って知って楽しんで」をスローガンに、恒例の芋掘り体験やステージイベント、フリーマーケットなど、今年も特産品の“からいも”を中心とした多彩な催しが予定されています。
いも掘り体験で収穫の秋を体感!
からいもフェスティバルの目玉であるいも掘り体験。その魅力を先取りするために、「生き生きタカハマ観光農園」を訪れました。

「この畑は全部、紅はるかですね。甘くてしっとり系のお芋です」と説明してくれたのは農園の高濱一昭さん。軍手などは農園で貸してもらえるので、長靴やスニーカーなど、汚れても良い履き物だけ準備すれば参加できます。

「掘ったいもは、40日ぐらい寝かせることによって、デンプンが糖分に変わって美味しくなって、焼いたら蜜が出るんです」と高濱さんは語ります。今年の出来栄えについて尋ねると「全般的に天気が良くて、お芋には好条件だったので、今年は良い方じゃないでしょうか」とのこと。
「生き生きタカハマ観光農園」では、11月いっぱいは毎日芋掘り体験ができるそうです。
多彩な“からいもスイーツ”楽しんで

さつまいもは、お菓子にもたくさん使われています。大津町の住宅街の中には、さつまいもスイーツの専門店「MAIMOTTO」があります。2022年にキッチンカーで販売を始め、口コミで多くのファンができた人気店です。
スイーツ店を始めた理由について、河津博美さんは「天ぷらだけでなく、いろんな調理法でサツマイモを食べてもらいたい」と話します。
MAIMOTTOでは紅はるかを使用。「今は、掘ってすぐ持ってきて焼いているから、ホクホクな感じですが、11月中旬を過ぎると、ねっとりしてきます」と河津さん。作り方にもこだわりがあり、甘みを引き出すため、加熱する温度と時間に気を配っています。
提供しているさつまいもスイーツは、スムージーやシェイクも含めて9種類。おすすめは「とろ~りバスクチーズケーキ」です。

さつまいもペーストを土台に使用し、チーズケーキ部分にも、ねっとり甘いさつまいもを練り込んで焼き上げています。

また「さつまいもクレームブリュレ」もおすすめです。カスタードクリームをトッピングし、表面をキャラメリゼした一品です。MAIMOTTOの商品の一部は、9日の「からいもフェスティバル」でも、販売されるそうです。
大津町の秋の魅力を満喫できる『からいもフェスティバル』。9日午前9時30分から本田技研工業の総合グラウンドやHSR九州などで行われます。おでかけになってみてはいかがでしょうか。

(「くまもとまちLOVE」11月5日放送)













